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2020.11.06

これは風邪?花粉症?もしかして寒暖差アレルギー?

秋も深まり、朝布団から出るのがつらい時期になりましたね。

私の住む埼玉県所沢市でも、11月にもなると朝と夜は寒く、昼間は少し暖かい日もしばしば。

そんな日が続くと、鼻がムズムズしたり、咳が出たりすることはありませんか。

もし、そのような症状に心当たりのある方は注意が必要です。

なぜならそれは風邪でも花粉症でもなく、

「寒暖差アレルギー」

かもしれないからです。

この「寒暖差アレルギー」ですが、以前はあまり聞きなれない言葉でしたが、近年はよく耳にすることが多いキーワードの一つとなっていますよね。

「寒暖差アレルギー」をもうすでにご存じの方も、全く知らないという方も、是非知っておいてほしい内容ですので、今回は詳しくお伝えしたいと思います。

■寒暖差アレルギーとは??

寒暖差アレルギーとは、寒暖差が起因し発症するくしゃみや鼻水、鼻づまりなどのことで、「血管運動性鼻炎」と呼ばれているそうです。

1日の温度差が7℃以上になると起こりやすいと言われ、鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れてしまうことで発症される症状なんだとか。

寒暖差アレルギーは風邪や花粉症によく似ています。

ですが、風や花粉症とは異なり

・風のような症状なのに発熱はない
・透明な鼻水が出る
・目のかゆみは発症しない

点が特徴です。

また、その他にも

・イライラしやすい
・食欲低下
・胃や腸の消化機能低下
・不眠
・倦怠感

などの症状もあるんだとか。

もし、これらに当てはまる症状でお悩みの方は、「寒暖差アレルギー」かもしれません。

この寒暖差アレルギーは、特にストレスを感じやすい30~40代の女性に発症することが多く、小さな子どもにも発症すると言われています。

■寒暖差アレルギーになる原因

「寒暖差アレルギー」は、未だ原因がはっきりしていない部分も多いそうですが、どうやら「自律神経のバランスが崩れること」が大きく関係しているようですね。

交感神経が優位な状態のときは血管が収縮し血圧は上がります。

逆に、副交感神経が優位な状態のときは血管が緩み、血圧が下がります。

このようなことは私達の意思ではコントロールできませんね。

私達の身体は、自律神経によって保たれており、鼻の粘膜にある血管の収縮や拡張も自律神経によって維持されています。

ですが、7℃以上の寒暖差が起きると、身体は暖かい気温への準備や、寒い気温への準備に追われ、自律神経のバランスが乱れてしまうのだそうです。

すると、鼻の粘膜の血管の収縮・拡張の調節もうまくいかなくなり、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状が表れやすくなると考えられています。

また、寒暖差だけが原因ではなく、昼夜逆転の生活や運動不足、暴飲暴食などの不規則・不摂生な生活をしている方にも発症することもあるみたいですね。

■寒暖差アレルギーの改善・予防は?

先ほどお伝えした通り、寒暖差アレルギーは

1日の寒暖差が7℃以上になると発症しやすくなります。

よって、

「身体が感じる温度差をできるだけ小さくすること」

が大前提です。

寒くなるとこが増える時期は、極力薄着や肌の露出は避け、暖かい服装で過ごしましょう。

また、寒暖差だけでなく不規則な生活や、不摂生による自律神経の乱れが起因し発症することもあります。

やはり、こちらも健康作りの基本、

「規則的な生活」や、「栄養バランスのとれた食事」

は必須です。

早寝早起きを心掛け、3食しっかりと栄養補給をしてください。

最後に、運動不足で筋肉量が少ない方も要注意です。

筋肉量が少ない方は、体内で作られる熱量が少なく、体温調整がしづらくなります。

全身の筋力トレーニングを行い、体内の温度調節機能を高めることも効果的な寒暖差アレルギー対策となります。

■まとめ

今回は「これって寒暖差アレルギー?」をテーマにお伝えさせていただきました。

・風のような症状なのに発熱はない
・透明な鼻水が出る
・花粉症のような症状なのに目のかゆみはない
・イライラしやすい
・食欲が低下している
・胃や腸の消化機能低下している
・不眠が続く
・倦怠感がある

等の症状でお悩みの方は「寒暖差アレルギー」かもしれません。

是非、

「身体が感じる温度差をできるだけ小さくすること!」
「規則的な生活をすること!」
「栄養バランスのとれた食事を摂ること!」
「筋肉量を高めること!」

を心掛けましょう。

ですが、それでも解決されない方や、現在深刻な症状にお悩みの方は、是非専門機関での受診をして頂ければと思います。

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